投身

ミナーゲ皆、アゲ。

豪ドル、一歩遅れました。

トランプ氏の、中国への追加制裁発表で、中国株、及び中国と関係の深い豪州が

軒並みやられました。

逃げるのが遅れ、母の投資先が今、着実に蚕食されつつあります。

やべぇ。

さて。

自分の投資信託先も、絶賛火の車中なのですが、そんな折りではありますけれど、今回はこの、

投資信託についてちょっとお話をと思っております。

図解山崎元のお金に強くなる!山崎元1296円

楽天

先週取り上げました、山崎先生の考え方を基本方針に、分からなかったところを、自分なりの検索なりで

補填したお話となります。

本文の全ては、株取引を単純に推奨、助長するものでないということを、あらかじめご承知置きください。

私自身の投資の方針は、国内と米国株を半ずつ、ノーロード型インデックスファンドで持つ

というものです。

この、ノーロード型インデックスファンドについては、詳細はリンク先をご覧下さい。

手短に言いますと、機械的に売買する投資信託です。

機械的に売買するには、その機械的売買の指針、目標線が必要なのですが、それは例えば、日経平均だったり

TOPIXだったりします。GPIFと同じ投資型のファンド、というのもあります。いろいろです。

インデックスファンドの対照にあるのが、バイヤーの腕を信頼していっちょ賭けするアクティブファンドで

あります。

基本、インデックスファンドがローリスクローリターン、アクティブファンドがハイリスクハイリターン、という

認識になるかと思います。

さて。

インデックスファンドに投資を任せる。そこまではいいです。

では、問題です。

売り時は、いつか?

今回の日経続落、中国豪州暴落で、結構な損失を浴び、その中で私が今考えていることを、山崎先生の考え方を

織り交ぜながら、語っていきたいと思います。

山崎先生は、明確に売り時を語っておられます。それは、

お金が必要となった時が売り時。

それ以外は、基本、ノーロード型インデックスファンドは、頻繁な売りを行うのは適切ではない、とされています。

が。

そうは言っても、目の前の数字がどんどん赤くなっていくのを見るには耐えない。

何度か、売り払ってしまおうか、と思いました。

しかし、それもえいやっ!とも出来ないのです。典型的な負け組の思考にはまっていました。

結局、自分で確たる売りの思考がなかったことが、原因なのです。

どこかで、損をしたくないことだけ考えて、感情的な売買をしようとしている。投資家が陥ってはならない

落とし穴です。

なので、この売りについて、

本当にしない方がいいのか

なぜ、しない方がいいのか

もう少し掘り下げて考えてみることにしました。

私がインデックスファンドを選んだ理由

まずは、基本に立ち返って、ここから考えることにします。インデックスファンドを選んだ理由。

それは、投資の知識と、投資にかける時間が十分ではないからに他なりません。

だからこそ、ローリターンでも、リスクを最小化することで、投資を行える目算がついたんです。

インデックスファンドで、勝ったら利確を繰り返す

インデックスファンドの決算は、決算無しの無分配型決算を行わず、ファンドが得た利益を全て自動的に再投資するか、

年1回型のものが多いです。ちなみに年1回型のファンドの場合、決算日の前営業日までにそのファンドを購入すると、

分配金を得る権利を得ます。一年通して保持したりしなくても構いません。なぜなら、ファンドの利益には

キャピタルゲイン売買差益とインカムゲイン配当金や分配金があり、決算前営業日に仮にファンドを

購入したとして、一年通じて保持してた人とはキャピタルゲインに差があり、この差があることで

いわば両者が平等になる、という考えからです。

さて。

キャピタルゲインにもインカムゲインにも、利益分の20の税金がかかります(現在は復興特別所得税もかかるので、もうちょいと多いです。確か、20315だったかと)。

が、この税金、損失と相殺されて計算されます。二十万得して二十万損した場合、

税金はゼロになるということです二十万得した分20の4万払え、というアコギな真似はしない、ということ。

投資信託を売却換金する場面ですが、利確と損切りの場合があると思います。

税金は、実際に利益が確定した瞬間、つまり、売却の瞬間に発生します。

だから、投資信託購入時に、分配金を受け取らないものを選択すれば、利確の売りを行わない限り、税金計算は

されません。

頻繁に利確をする、ということは、いわば頻繁に税金を払うこととイコールであり、つまるところは

複利の効果を弱めます。

試しに、こんな場合を考えてみます。

一千万を投資信託に預け、十年後、倍の二千万になるような投資。

これを、想定してみます。

初年度に1千万でファンドを買い、十年後にこれを換金し、1千万円の利益を受ければ、

税金は200万円です。

よって、実質は800万円の利益となります実際は、これに信託報酬という、証券会社に払わなければならない

コストが加算されます。概ね、元金の02前後です。

但し。

これは、無分配型決算無しのファンドの場合です。決算がないので、利確出来ない。ゆえに、

税金もかかってない。税金がかかるのは、ファンドを売却した瞬間当例の場合は、十年後のみ

となるわけです。

では次。年1回決算型のファンドはどうか?

一年に一回ずつ、決算によりそのファンドの利益が確定し、各投資家に分配金が支払われます。ファンド購入時にこの分配金を受け取るか、再投資するかが選べます。

受け取ってしまえば実質ファンドは単利となるので、十年で倍にする、という話が非現実的になります。

基本は再投資。これで、複利の恩恵を受けるのが定石です。すると。

決算時の計算は、

決算後に利益分の売却をし、その後同額のファンドを買い増した

のと同じ現象となり、年1回、利益に対する税金がかかってきます。

十年後を見てみましょう。

複利計算はしんどいですが、がんばります。十年で二倍になるということはおよそ年率72の投資信託だったと考え

られるので、

一年目72万

二年目149万

十年目1000万

の利益を出したことになります。この場合、利益分と税金は

一年目72万うち税金14万

二年目149万前年差77万このうち税金15万

十年目1000万前年差135万このうち税金27万

と、なるでしょうか?

答えは、NOです。

払った税金分も再投資している計算になっています。これは間違いです。

年利が72で変わらないとすると、二年目以降の再投資分は、税金を引いた額になるので、利益は

一年目税引き後58万税金で14万

二年目税引き後134万前年差76万このうち税金で15万

三年目税引き後199万前年差81万このうち税金で16万

十年目税引き後775万前年差119万このうち税金で24万

となります。

たった十回の決算(売り)で、25万円もの利益差が発生しました。この差は、税金が生み出した差であります。

もう少し正確に言いますと。

後者は、税金総額自体は188万と、前者より12万も少ないのです。

が、複利が邪魔をします。

年ごとに税金を天引きされたことで、72の複利の力が、税金分削がれていってるのです。

この差こそが、十年後の25万となって現れた、ということです。

もしそれ以上の売りを行い、あなたが利確を連発したならば?

もう、おわかりですね?

ある程度はがっちりした理論を構築して挑まない限り、投資信託においてはというより、投資

全てにおいては、頻繁な利確売りは、せっかくの複利の力を台無しにしてしまう可能性を秘めている、

ということです。

そもそも論

というか、そもそも頻繁な売り注文を出すような感性を持っているなら、アクティブファンドを選んだ方が

しっくり来るはずです。

頻繁な取引をする分、アクティブファンドの信託報酬は高く設定されている。それでも、日ごとの

利益確定が後場終了後1回、という、反応の遅いインデックスファンドで売りを繰り返すよりは、

攻撃的かつハイリターンの期待できるアクティブファンドを選択した方が労力も少なくて済むはずです。

また、さらに積極的な投資をしたいなら、アクティブファンドにすら任せず、自分でポートフォリオを作って

個別株を売買すればいいのです。そういう方は、投資信託という選択すら取る必要がないわけです。

インデックスファンドで、負けそうな場合の損切り

では、損切りについてはどうか?

問題はむしろ、こっちです。

上記でも触れましたが、税金は利益分にかかるので、損失を出した場合、ノーロードのインデックス

ファンドなら、費用0で売却出来ます。

結論を申し上げれば、

このファンドに上がり目はない

と判断した場合、遠慮無く売ってしまってかまわない、ということであろうと思います。

でも、この上がり目がないという判断、正しいか間違ってるかは経済学者ですら見極めは

難しい。ましてや、素人の我の判断が当たるかといえば推して知るべし、です。

それでも、投資はあくまで自己責任。

自分が納得しているなら、損切りは行うべきです。

ただ、損切りという撤退戦では、成行売りを行うと、大抵予定した額より低額での売却額になります。

自分が思うくらいはっきりとそのファンドに上がり目がないならば、それは大多数もそう思ってる、

ということで、みんなが損切りしてくる、ということ。そして、買いたい人は少ないということ。

予定より大幅な低額で売り切って、損に泣く。

言うのは簡単ですが、それを決心出来るかどうかは別問題です。仮に、自分が見切りをつけた

はずのそのファンドが、後に反転、暴騰なんてしたらもう立ち直れませんね。

株式で一番難しいのが、損切りとも言われています。

それを、素人ゆえにたいした材料も集められない状況で判断する、というのは、損をすることが

分かっている、損を確定する、という行為なだけに、非常に難しいものがあります。

ならば、という話

ノーロード型インデックスファンドは、あくまでも機械的な売買を行っていると申し上げました。

ゆえに、あの2008年のグレートリセッションの時のような状況でもなければ、株価というのは

どこかの株は必ず値を戻す、と、鷹揚に構えてしまっていいのではないでしょうか。

山崎先生によると、あのグレートリセッションのような状況が起こる確率というのは、大体25以下くらいだと

いうことです。

単に25、というと雑に聞こえますが、これは、

ある正規分布のデータがあるとすると、このデータは、

平均値標準偏差2の範囲にデータ全体の約95が含まれ

る。

そして、おおよそこの95のエリアが、

そのデータにおいて、想定される、あるいは、していい範囲

と、統計学的には考えられることが多い。

逆に言えば、その95の範囲からあぶれた、およそ5のデータ(上方向に25、下方向に25)は、

非常に特別な場合

として扱う。または、今後起こりうるという想定からは、あえて外して考えるべき。

という意味であります。

想定しなくて良い、という意味ではありません。5の半分(つまり、下方向の想定外データ数である、25)という確率が、それほど特別なものだ、ということです。

結論といたしまして。

いわばこの、25に備えることが、我に出来ることで、あとはもう、言葉は悪いですが、某掲示板の隠語を

借りるなら、

インデックスファンドは、基本アホールドするもの

と。

そう考えて、いいのじゃないでしょうか。

ただし。

繰り返しになりますが、25のグレートリセッションには、常に備え、損切りの用意だけは怠らないよう、

情報収集することが、前提になります。くれぐれも。