7月上旬特選映画17映画のMIKATAウィンチェスターハウス映画をMITAKA

夏本番ですね、私の住む神奈川県も連日30度を超える猛暑が続きます。一雨降った次の朝、熱帯夜を冷やす小雨の天候にホッとします。でも、毎朝起きると下着と布団が寝汗でびっしょりです。夏は体調を崩しやすい訳です。ただ、西日本を襲った豪雨災害は、死者178人安否不明者62人を数える激甚災害に指定されました。雨が降って心地よい涼しさなどと呑気なことを言ってもいられません。

酷暑対策と夏の直射日光からの避難は、まあーネ、クーラの効いた自宅でを見る?でもねそれではつまらないよ。私は、映画館でホラーを見て熱暑を忘れます。か或は、もう一つは緑に囲まれた公園のベンチでそよ風にあたりながら昼寝をするのもいいですーネ。もっともビルが密集するアスファルト道路の都会に緑の木陰を見つけるのも難しいですーネ。兎も角毎日熱いデス。以前、私は横浜市旭区にあるズーラシアに茂る広大な動物園の、木陰のベンチで私は昼寝をしていたことがありました。自動車で走り、緑を探し、ガラス窓をオープンして昼寝をするのは、昨今、ガソリンが高騰しているのでお金がかかりますからね。

さて、7月上旬の特選映画をアップロードします。今回4本を映画館で観賞、その中から選んだ特選映画一本はホラー映画のウィンチェスターハウス/アメリカで最も呪われた屋敷でした。私はホラーが大嫌いです、特に血と暴力と殺戮で恐怖をそそるホラーを軽蔑していました。でも、この作品は、アメリカの銃社会の歴史と、銃社会ゆえに頻発するアメリカの無差別殺人を批判する運動と呼応しているホラー仕立てになっているのではないでしょうか。大変面白かったです。在日朝鮮人の問題を扱った焼肉ドラゴンも見応えがありました。特に成熟した朝鮮の女を演じていた桜庭ななみの女優としての成熟の姿を見れてよかったです。

1本目は、現在もアメリカリフォルニア州に現存する幽霊屋敷ウィンチェスターミステリーハウスの実話を映画化した幽霊屋敷にまつわるホラー映画ウィンチェスターハウス映画/アメリカで最も呪われた屋敷(2018年、スピエリッグ兄弟監督)でした。

ウィンチェスターと言えばオリバーウィンチェスターによって19世紀にウィンチェスター銃を開発した一族で、ライフル銃の改良に改善を重ねたウィンチェスター銃によって莫大な財を築いた一族であった。しかし、ウィンチェスター銃によって命を亡くした亡霊たちの恨みと哀しみを祖先に至るまで呪われ、一族は、娘と夫を突然の病気で相次いで亡くした。一族の祖母サラウィンチェスター()は人の亡霊の呪いから逃れるため、霊媒師に助言によってカリフォルニア州サンノゼに莫大な資産を注ぎ込んで亡霊を閉じ込めるために亡霊にまつわる模造の部屋を屋敷内に次に作り、亡くなるまでの38年間に増改築を繰り返して、その部屋の入り口を13本の釘で閉じ込めていた。

精神科医エリックは、ウィンチェスター会社の株の半分を所有し、ウィンチェスター社の経営権を握る創業者一族の祖母サラウィンチェスターの経営者としての信頼性を神鑑定するために、ウィンチェスターミステリーハウスを訪れた。

ウィンチェスター銃の人気と特徴は、レバーアクションによって連射できる機構を持ていたことです。ライフル銃の引き金の下側に突き出た金属レバーを下に引き、それをまた戻すことで薬室から空の薬莢を排除すると同時に、弾を装填する機構を持っていた。それまで1発発射するたびにその都度弾込めが必要であったライフル銃は連射できるようになった。西部劇でもこのウィンチェスターライフル銃と、腰のガンベルトにぶら提げたコルト社のコルト銃が最もポピュラーですーネ。もともとコルト銃の開発者は、陸軍大佐サミュエルコルトが1836年に創業した銃器メーカーで、こんな幽霊伝説はないようです。

2018年2月にフロリダ州パークランドのマージョリーストーンマンダグラス高校で起きた銃乱射事件死者17人、負傷者14人を引き金に、銃規制強化を訴えるなどの運動がダグラス高校を中心に米国会議事堂へ反対運動を始めた。それに全米3000以上の高校が呼応、市民団体も巻き込んで、約18万人が銃規制を叫んだ。こんな時節と世論の高ぶりがあるゆえに、この映画は衝撃的ですーネ。

2本目は、1970年代の日本、在日朝鮮人の集落、大阪国際空港横の伊丹市中村地区の朝鮮人部落を舞台とした、バラックの小さな焼肉屋ドラゴンの一家、父親の龍吉(キムサンホ)と母親の英順(イジョンウン)、一人息子の時生(大江晋平)と3人の娘たちー、長女の静花(真木よう子)、梨花(井上真央)、美花(桜庭ななみ)を描いた在日朝鮮人の慟哭の映画焼肉ドラゴン(2018年、鄭義信監督脚本)でした。

内容を知らずに見始めたのですが、私はコメディーぽい作品かなと思ていましたが、日本での差別とか国籍の問題とか、北朝鮮渡航する船に乗船して故郷に帰る在日朝鮮人の戦後をシリアルに描いていました。日本の新国立劇場と韓国の芸術の殿堂にて、在日3世の鄭と梁正雄の演出により2008年に両劇場で上演された。その後韓国と日本で映画化されたものです。

焼肉ドラゴンを初め映画館で観た時に脳裏に映画血と骨(2004年公開。ビートたけし主演。崔洋一監督、1鄭義信崔洋一脚本)を浮かべました。1930年代の大阪を舞台に、済州島出身の朝鮮人金俊平キムしゅんぺいを主人公に巨漢と暴力によってのし上がった男の生涯の映画でした。朝鮮部落のセットがよく似ていました。

率直に行って私はこの作品の登場人物での一人、美花役の-桜庭ななみがどんな演技をするのか見たかったのです。時代劇の最後の忠臣蔵(2010年、杉田成道監督)で大石の隠し子役可音を演じた女優だが、成熟した朝鮮の女を演じていたのは予想外でした。

3本目は、スターウォーズシリーズのキャラクターの一人、ハンソロを主人公にしたスピンオフストーリハンソロスターウォーズストーリー(2018年、ロンハワード監督)でした。前回第一弾ローグワンスターウォーズストーリーでは、父親が開発した帝国軍の最終兵器デススターの設計図をヒロインのジンアーソが、反乱軍の仲間とともに、デススターの設計図を奪う激しいバトルが描かれる。第二弾の今作では、若き日のハンソロの誕生と冒険と成長が描かれる。

帝国軍が支配する時代にハンソロは、宇宙船の造船で知られる工業惑星コレリアで生まれ育ち、帝国軍の部隊が駐留するその惑星で、盗みと略奪を繰り返してで生き抜いてきた。ハンソロは幼なじみの恋人キーラエミリアクラークと一緒に宇宙に飛び出す夢を抱いていた。ある時、貴重な燃料のコアキシウムを盗み出し、ランドスピーダーに乗り、追われながらも空港にたどり着き、盗んだコアキシウムを賄賂に使いソロはゲートを通過したが、キーラは逮捕されてしまう。物語は、そこから始まる。

帝国軍の検問から逃れるために目に留まったのが帝国軍兵士募集ゲートで、窮余の一作は追手から逃れるために帝国軍に入隊します。兵士募集の係官との会話で、名前を聞かれ、名前はハンだ。それ以外は知らないと言うと、勝手にそうかじゃあお前は天涯孤独の一人ソロSOLO)だなと決めてしまう。今作では帝国との戦いに加わる前の若き彼の冒険のストーリを描いています。帝国軍の地下牢に投げ込まれた時に、相棒チューバッカと出会う。ギャング団のボス、ドライデンからの依頼で、盗賊ベケット一味と共に宇宙燃料アクシウムを帝国の輸送列車から強奪する仲間となる。しかしそれに失敗して、生き延びるためにドライデン惑星ケッセルに貯蔵されている未精製で不安定なコアクシウムを盗み出す。それをサァリーンで精製を行い、ドライデンに届けるという新しい危険な冒険を引き受けることになる。ランドカルリジアンにカードゲームランドカルリジアンドナルドグローバーからファルコンを入手するなど、今までにシリーズで登場した人物との出会いと冒険が映像化しています。

2012年にジョージルーカスが彼の映画製作会社ルーカスフィルムを40億5千万で譲渡して以来、いわばスターウォーズを売り渡して以来、私は最早スターウォーズを見ないと倦厭していました。何故って、スターウォーズシリーズを打ち出の小槌のように続編続編と、永遠に続く物語のように監督を変えて製作する映画に辟易したからです。その一つがスピンオフストーリでもあります。今回何故どうしてロンハワード監督が制作を引き受けたのか良く分かりませんでした。

監督のロンハワードは、コクーンバックドラフトアポロ13、ビューティフルマインド、ダィンチコードシリーズなどの数の名作を制作した実績を持っています。名匠ロンハワードがどうしてこのハンソロの仕事を引き受けたのか、良く分かりません。ただ、今までのスターウォーズと違う点は、単に帝国軍と反乱軍との壮絶な宇宙戦争に終わらずに、惑星コレリアから3年前に脱出する時に別れたキーラと再会する恋愛ストーリが含まれているところではないのかなと思いました。でも予想外に、このラブストーリの要素がハンソロの新しい魅力ではないかと思います。

放送のシリーズ1を見ていて気が付つぃたのですが、これまでのシリーズでは、ハリソンフォードがソロ役を演じていたが、ハンソロ/スターウォーズストーリーでは新しい主役の、オールデンエアエンライクが演じている点が大きな違いでしょうーネ。

4本目は、若きマルクスエンゲルスの伝記的映画マルクスエンゲルス/LEJEUNEKARLMARX/THEYOUNGKARLMARX(2017年、ラウルペック監督)を新百合丘の映画館川崎市アートセンターを久に観に行きました。この映画館はシニアが1000円なので気に行ってます。それにしても日本全国どの映画館でも示し合わせたように1800円というのは独占禁止法違反ではないのかな???。今年はマルクス生誕200年KarlHeinrichMarx1818年5月5日-1883年3月14日だというので、マルクスエンゲルスの社会背景と思想活動、ライン新聞社での言論活動とドイツ政府の検閲と弾圧、フランス亡命時代1843年10月〜、若き日のマルクスエンゲルスの出会いと親交、共産党宣言資本論の思想家マルクスばかりでなく、それらを醸成した思想家の私生活ユダヤ教のラビの司祭家族と弁護士の実家、雑誌に投稿しながら生計を立てていた貧困生活の姿、貴族出身の妻イェニーなどのマルクス周辺の私情、紡績工場の経営者の子息であったエンゲルスアイルランド女工の妻たちメアリーバーンズ、リディアバーンズなどを描いました。

フランス亡命時代に経済学のアダムスミス、リカードや、無政府主義者自由主義者の本と論文を漁り勉強した。それらのノートや草稿の一部がソ連マルクスエンゲルスレーニン研究所の金庫の中の奥で眠っていた経済学哲学草稿が、マルクスの死後49年後に、それも草稿の一部が喪失されてた未完成の草稿として発見され、1932年に編集された。特にマルクスが26歳の時に構想したこの経哲草稿には、ヘーゲルなどのドイツ観念論から影響を受けた哲学的側面、イギリスフランスから生まれた自由主義に満ちた視点、アダムスミスやリカードなど工業化しつつある資本主義の矛盾を抱えた経済批判を摂取した経済学へのアプローチなど、これまでマルクスレーニン主義社会主義では忘れられていた、豊かな思想が含まれていました。例えば、マルクスの哲学概念類的存在や疎外などや自由平等などのリベラルでヒューマンな新しいマルクスの思想的発見に世界の思想家が驚いた。

この青年マルクスの草稿は、既にレーニンの革命によって成立した社会主義国家、スターリンによって継承されたソ連型の、官僚的経済統制や政治的粛清と独裁が支配する社会主義によって随分と歪められてしまっていたからです。本来、マルクスエンゲルスが理想とした社会主義そのものが歪められ、反人間的で不自由で歪な制度のイメージが固着してしまっていたからです。その歪みをこの映画が開放してくれているかに、私は興味がありました。

この映画を鑑賞する前からこうした若きマルクスの柔軟な思想が映画でどのように表現されているかであった。一本の映画にそんな多様なマルクスエンゲルスの姿を盛り込むのは無理というものですが。映画は、エンゲルスの父が経営する紡績工場の過酷で低賃金の労働を批判する女工たちの不満から始まった。その時解雇された女工を追いかけ、その女工エンゲルスは妻としたようです。後マルクスは、エンゲルスにどうして下層階級の労働者の生活をよく知るのかという質問に対して、工場の女工と生活しているからと答えていました。こんな映像の一遍は青年期のエンゲルスを知る一面でしょう。また、無政府主義者プルードンの街頭演説を夫婦で聴講していたマルクスの妻は、あなたの批判は抽象的で具体性がないと辛辣に批判する。マルクスその人がライン新聞時代から、大変辛辣な言葉で論客たちを罵倒していたといわれています。こんなシーンは、二人三脚でマルクスを支えていた妻の姿がよく分かりました。

私は黒人の監督をこれまでマルコムのスパイクリー監督しか知らなかったが、ラウルペック監督も、日本でも首都圏でもうすぐ公開される、ジェームズボールドウィンの原稿を元にして制作したドキュメンタリー私はあなたのニグロではないもまた彼の監督作品なのを初めて知りました。黒人のメッセージを積極的に発信する黒人監督ですーネ。ちょっと注目したい監督です。

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